INFORMAITONおしらせ
2025.05.01 KDDI×SpaceX「au Starlink Direct」サービス開始。
2025年4月、KDDIはSpaceXと連携し、地上基地局が圏外となる山間部や海上などでも
スマートフォン単体で通信できる「au Starlink Direct」サービスを開始しました。
特徴
スマートフォンが直接衛星と通信:地上インフラが不要で、空が見えれば接続可能。
専用衛星を使用:SpaceXが打ち上げたD2C(Direct to Cell)衛星が通信を担う。
対応端末は50機種以上:iPhone 14以降や主要Android機種が対象。
自動接続:新たなPLMN ID「440-55」が設定され、スマートフォンが自動的に衛星基地局に接続。
現在と今後の機能
現時点:SMS送受信、緊急速報の受信が可能。
今後:2025年夏以降にデータ通信(音声通話やインターネット)にも対応予定。
「au Starlink Direct」と通常のStarlinkサービスの違い
比較項目 | au Starlink Direct | 通常のStarlink ローム(据置型) |
---|---|---|
通信対象 | スマートフォン(直接通信) | 専用アンテナ+Wi-Fiルーター |
利用場所 | 圏外地域・沿岸地域など、どこでも(北東側の空が見える場所) | |
利用方法 | スマホ単体 | 専用端末設置(電源) |
通信速度・用途 | 現在はSMSなどに限る | 高速インターネット、動画視聴やリモートワークも可 |
サービスの主眼 | モバイル通信の穴埋め、安全確保(緊急時など) | メイン・インターネットインフラの代替・補完 |
「au Starlink Direct」は、既存の携帯基地局の届かない場所でも“スマホ1台で通信できる”という点が画期的です。特に山岳地帯の登山者や離島住民、災害時の通信確保などに大きなメリットがあります。 一方で、通常のStarlinkは既に高速データ通信に対応しており、リモートワークや動画視聴にも使える本格的なネット回線代替手段です。つまり、**通常Starlinkは「常設インターネットの拡張」、au Starlink Directは「緊急通信・モバイル圏外の補完」**という棲み分けが明確です。 今後、au Starlink Directが音声通話やデータ通信にも対応すれば、モバイル通信の最終的な“圏外ゼロ”実現が視野に入ってきます。
Starlinkレンタルサービス「STAR NET RENTAL」の活用
通常のStarlinkサービスを短期間利用したい場合、当サービス、「STAR NET RENTAL(スターネットレンタル)」の活用がおすすめです。
サービス概要
レンタル期間:1日単位から利用可能。
料金:1日あたり3,500円(税別)から。
機器:Starlink Miniや屋外モード対応機器など、用途に応じたラインナップ。
利用方法:機器は事前にセットアップ済みで、電源を入れて空が見える場所に設置するだけで利用可能。
配送:レンタル開始日前日に到着し、終了日の翌日に返送。
キャンプやイベント、出張など、一時的に高速インターネット環境が必要なシーンに最適です。また、ポータブル電源のレンタルも提供しており、電源が確保しにくい場所でも安心して利用できます。